図書カード:No.00004

河野常吉著作集 別巻II 北海道殖民状況報文 北見國

文献名 河野常吉著作集 別巻II 北海道殖民状況報文 北見國
文献名よみ こうのつねきちちょさくしゅう べっかん2 ほっかいどうしょくみんじょうきょうほうぶん きたみのくに
編著者 河野常吉
編著者よみ こうのつねきち
出版社 北海道出版企画センター
初版発行日 1975年9月10日
調査に使用 1975年9月10日初版
底本 北海道殖民状況報文 北見國
底本よみ ほっかいどうしょくみんじょうきょうほうぶん きたみのくに
著者名 北海道廳殖民部拓殖課
著者名よみ ほっかいどうちょうしょくみんぶたくしょくか
初版発行日 1898年8月28日

北海道殖民状況報文 北見國

例言

  1. このリポートは、北海道庁の事業担当者である河野常吉が担当して、1896(明治29)年10月3日から11月15日まで44日間の現地調査を行ない、公文書・旧記などを参照して編集したものである。
  2. このリポートは「総説」「郡町村」の二部構成となっている。「総説」では国の概略を述べ、「郡町村」には各郡町村の個別状況を記した。ただし、利尻郡・礼文郡の2つの郡については、実地調査をしていないので、「総説」のパートにだけ記載し、「郡町村」のパートでは触れていない。
  3. 北見国では、ほとんどの郡町村の境界が不明瞭である。国・郡の境界線は北海道庁実測地形図に依拠し、町村の境界線は地元住民の判断に従って記載した。
  4. 「現況」のパートは1896(明治29)年の現地調査に基づいて記載した。「現今」「もっか」などと書いてあるのは、すべて調査当時のことを意味している。
  5. 戸数・産業・輸出入そのほかの統計データは、1896(明治29)年末現在の官庁の調査結果に基づき、場合によってはその前後の時期の集計も利用した。これら統計に精確とは言えないものも交じっていることは、「根室国報文」ですでに述べたとおりである。

1898(明治31)年4月 北海道庁殖民部

(同書冒頭に掲げられた「緒言」「例言」から。現代語訳・平田剛士)